昭和芸能史事件簿

lovelytsubasa2005-09-02

とうとういきつくところまでいき、昭和の事件モノの記事(しかも新説アリ・・・等のコピーに弱い)プラス現場写真等が掲載されている書物に激しく感じてしまいがちのここ最近。欲を言えば、ウィークエンダーみたいな下世話事件モノ番組(泉ピン子的なレポートをしてみたい私!)が復活して欲しいです。映画でいえば牧口雄二監督の『戦後猟奇犯罪史』の世界観ですね。書店でその手の本をじっと見ていると、周囲の「あの人、犯罪者予備軍!」的な視線を感じてしまいます。

“総力特集・昭和芸能史13の「怪」事件簿”というキャッチコピーに惹かれ、『新潮45』を購入。沖雅也・自殺の真相(オヤジとの関係が密接になったきっかけやダイブ直前の屋上での行動等)は新たな発見だったように思います。あと山口百恵と堀猛夫との確執、赤木圭一郎の死亡現場の凄惨な状況等、新たな情報もプラスされました。例の高島忠夫のお手伝いさん事件は、芸能界でも最も触れてはならない部分であることも、この特集で改めて知り納得。政宏の結婚で浮かれてる高島ファミリーの姿を思い出し、時代の流れを感じずにはおれませんでした。

特集とは別に楽しかったのが、作家・内藤みかさんによる“イケメン大学生といかに上手に遊ぶか”(→すげーというより爆笑)のコラムと、ゲイバー・吉野のママの“隠花植物的「人性」”の聞き書き。二つとも時代性が如実に現れている良記事でした。