ガイジンだって演歌デショ?

ラジオで聴いているのがジャズか演歌番組。特にここ数年は五木寛之の『艶歌』を読み、ドラマ『旅の終りに』を観て演歌(…といってもそこそこメジャー級歌手ばかりだが)がお気に入り。夜は演歌と決めている。

ラジオの演歌番組…というとAM局のラジオ日本が有名だ。もともと「ラジオ関東」という名称で、湯川れい子の『洋楽トップ40』や大橋巨泉前田武彦のDJ、構成を小林信彦が担当していた『昨日のつづき』で洋楽をFEN並みに流し、時代の一歩先を進んでいたラジオ局。しかしここ十数年前の新取締役による会社方針の変更等(若者番組を排除する“社会の木鐸”キャンペーン)により、洋楽番組がことどく撤退。演歌番組が主流となってしまう。朝から晩までニュース番組と演歌番組…といったものすごい状況に追い込まれてしまったのだが、ここ数年は往年の“ラジオ関東”テイストの洋楽番組が増加気味。取り敢えずは、この局で流れる邦・洋楽のバランスは良くなってきている。

…というわけで、こんなコンテンツも登場。DJが外人の留学生で演歌マニア。そんな彼がゲストの演歌歌手とトークするという画期的な企画がウリの『ガイジンだって演歌デショ?』。やはり演歌はナショナリズムではなくソウルで聴くもの、という当たり前の理論をパーソナリティーのチャーリーは教えてくれる。

三代目登場!…ってまだ続いてたんかい!