増村保造監督を再び

昨夜、やっとこさ『青空娘』(1957年・大映)をDVD(CSで録画したヤツをヤキヤキしたものね)で鑑賞。先日、元・有名プロデューサーのトークショーを観にいった時にやたらとその御大が『青空娘』を絶賛していたので思い出したようにDVDを観てみたのだが。…とにかく都会的なスピーディーな台詞まわしに絶句。このタイトルにしてこんな映画だったとは…と改めて増村ブームへ突入。個人的には増村監督だと『巨人と玩具』『妻は告白する』『最高殊勲夫人』『黒の試作車』あたりが好きだが、批評されるような「女性の自立云々の表現」よりも注目してしまうのは台詞やらアップテンポなカットつなぎやら、そんなとこ。やたらと痺れる台詞を観客の胸に打ち付けてくれる。